土地選びは、毎年8月に行われる花火大会が見えることを条件にしたS様ご夫婦。購入した土地は、南側には茶畑、西側にはこんもりした山が見え、山からの清流が集まる水路から絶えず水音が響いてきます。建築家は、近くの公園から打ち上げられる花火をゆったり見物できるよう、2階にバルコニーを計画。家族や友人とも楽しめる余裕のある広さが魅力です。1階のリビングからは、茶畑と山の緑が、まるで自分の庭のように眺められます。
北欧テイストが好きな奥様のこだわりは、玄関に入るとすぐ目にとまる白いタイル張りの壁。「少し予算をオーバーしたけれど、思い切って壁前面をタイルにして良かった」。ロケーションとインテリア、どちらも充実し、暮らしやすく楽しみの多い住まいになりました。
キッチンに立つと、リビング越しに茶畑の風景が庭の続きのように眺められる。
引き違いサッシの左側にFIXの窓も設けて外への視界を広げた。
キッチン横の和室はぜひ欲しかったもの。
子どもをちょっと昼寝させたり洗濯物を畳んだりするなど、何かと重宝する。
目が届きやすいキッチン横の和室。
襖を閉めれば客用寝室として機能し、
ファミリークローゼットにも近いので、洗濯物を畳む場所にもなります。
吹き抜けに面した2階の部屋をオープンにしたところ、想像以上に開放的に。
ソファを置いて、奥様のスペースにする予定。
奥行き深く眺めのいいバルコニー。
奥行きは2.7mと深く、椅子を置いてゆったり座れる広さがあります。
眺望があけているので気持ちよく過ごせ、家族でBBQなども楽しめます。
普段は洗濯物や布団を干すのにも活用します。
玄関近くに設置した手洗いコーナーは、
丸い洗面ボウルと丸形のミラーでほっこりした雰囲気。
コラベルタイルやアンティーク風の照明器具でドレスアップし、
来客にも自信を持って使ってもらえるおしゃれなコーナーに。