ウッドデッキは暮らしの充実度を上げてくれるもの。そこに魅力を感じ、設置することを考えている方は多いのではないでしょうか。ですが、じつはウッドデッキで後悔してしまうケースも少なくありません。今回はウッドデッキをつくったことで後悔したことと、そうならないようにするための方法をご紹介します。
ウッドデッキをつくって後悔したこととは?
住宅をおしゃれに仕上げてくれるなど、たくさんの魅力があるウッドデッキ。一方で、つくったあとに以下のような後悔を感じることもあります。
・手入れに手間がかかる
ウッドデッキの材料のなかには老朽化が早いものがあります。そうした材料を使った場合、耐久性がどんどん低下していきます。結果、ウッドデッキを使ったときに、思わぬアクシデントが起きたりします。このようなリスクを抑えるためには定期的に手入れをする必要があります。しかし、ウッドデッキの手入れにはコストをはじめ、労力や時間がかかります。この管理が思った以上に大変で後悔してしまう場合があります。
・夏は暑くて利用できない
ウッドデッキは材料に関係なく、直射日光に当たり続ければ床の温度が高くなります。特に夏は日差しが強くなるため、床の温度はますます上がります。そうすると、容易にウッドデッキで過ごせなくなります。その結果、つくらなければよかった…と後悔することも多いようです。
・人目が気になる場所につくってしまった
利便性を考慮してリビングの隣に設置されることが多いウッドデッキですが、そこが人目につきやすい場所であると、逆に不便を感じてしまいます。特に1階にウッドデッキをつくると、隣の住宅の2階や道路から見える場合があります。結果、リラックスして過ごせず後悔してしまうケースも多々見られます。
ウッドデッキをつくったあとに後悔しないためには?
ウッドデッキが備わったよりよい住宅ライフを送るなら、設置する前に以下のことを入念に検討しましょう。
・材料選びにこだわる
ウッドデッキの素材には大きくわけて天然木タイプと人工木タイプの二つがあります。このうち、老朽化しにくく寿命が長いのは人工木タイプです。そのため、メンテナンスのコストや労力を少しでも抑えたいなら、天然木タイプより人工木タイプの素材を選ぶことをおすすめします。とはいえ、メンテナンスが一切不要になるわけではありません。人工木タイプでもケアをしなければ老朽化が早くなりますので、メンテナンスは定期的におこなうようにしましょう。
・設置場所を工夫する
ウッドデッキは設置場所がとても重要です。さきほどお話ししたとおり、人目につきやすいところだと使いづらくなります。かといって、日当たりが悪いところに設置すると湿気が溜まりやすくなり、虫の発生を促してしまいます。こうした課題を踏まえたうえでウッドデッキをつくる計画を立てていけば、後悔するリスクを抑えることができます。
・アイテムを取り入れる
たとえば、床下に防草剤などを撒いたうえでフェンスを設ければ、雑草が生えたり、虫が発生したり、動物が入ったりするのを防げます。また、紫外線対策としてオーニングをプラスすれば、強い日差しを遮断できて、夏場でもウッドデッキを利用できます。こうしたエクステリアアイテムやガーデンファニチャーを取り入れれば、ウッドデッキで後悔するリスクを抑えやすくなります。
まとめ
ウッドデッキはとても魅力的なものです。しかし、単純につくっただけでは期待したような暮らしを送れず、後悔につながる可能性があります。ウッドデッキの魅力を存分に味わうためにも、ぜひ今回ご紹介してきたことを参考にしながら建築計画を立ててみてください。