せっかく建てた注文住宅、できるだけ長く住みたいと思っている方は多いのではないでしょうか。そんな方にぜひ取り組んで欲しいのが「住宅のメンテナンス」です。住宅はメンテナンスすることで、その寿命を延ばすことができます。
しかし、具体的にどこをメンテナンスすればいいのか。また、適切なメンテナンスの時期はいつなのか。よくわからない方も少なくないはずです。そこで今回は、注文住宅でメンテナンスしておきたい箇所と、おすすめのメンテナンスの時期をご紹介します。
メンテナンスしておきたいところ
住宅のメンテナンスでチェックしておきたいところは屋根、外壁、内装です。
屋根は日々、雨や風、日光によるダメージを受けています。屋根材が劣化する原因は多くの場合、このダメージが蓄積されることによるものです。それが、雨漏りなどを引き起こすことにつながります。その点、屋根のメンテナンスは必須といえるでしょう。
また、屋根と同様に雨風や日光のダメージを受けやすいのが外壁です。外壁もこのようなダメージにより、塗装が剥落したり、シーリングが劣化したりします。その結果、ひび割れが起きたりします。ひび割れは水分を通し、湿気を生むことにつながります。特に木造住宅の場合は外壁の傷みをこまめにチェックするようにしましょう。
内装に関しても壁紙の変色が起きたりします。室内の景観を保つうえで壁紙は重要な要素となる点、メンテナンスは欠かせないといえます。
屋根、外壁、内装はどうしても経年によって劣化していきます。しかし、メンテナンスをおこなうことで、その寿命を延ばすことができます。長く住める住宅にするならまず、これらの部分のメンテナンスを忘れずにおこなうことが大切です。
水回りのメンテナンスも大切
トイレやキッチン、バスルーム、洗面所などの水回りは室内でも特に劣化しやすい場所として知られています。水回りが劣化していると水漏れなどを引き起こし、生活が不便になるリスクを高めます。生活を快適なものにするうえで水回りは重要な部分です。屋根、外壁、内装とあわせてメンテナンスすることをおすすめします。
メンテナンスの適切な時期は?
では、これらの部分のメンテナンスが適切な時期はいつなのでしょうか。
一般的には10年に1回、大がかりなメンテナンスが必要と考えられています。その場合、業者に依頼して傷んでいる部分がないか確認していくことになります。
しかし、屋根や外壁、内装などの寿命を延ばし、結果的に長く住める住宅にしていくためには、日ごろからできる範囲でこまめなメンテナンスをおこなうことが大切です。
屋根や外壁はプロでないとできない部分かもしれません。ですが、壁紙などは定期的に清掃するだけでも長持ちします。また、水回りも日常的に清掃しておけば、カビの発生を防いだりできて寿命を延ばすことができます。
10年に1回のタイミングでメンテナンスを実施することに加え、定期的にチェックできる箇所は日ごろからなるべくケアしておくことをおすすめします。
メンテナンスは住宅の価値を維持できることにつながる
メンテナンスは住宅の状態を維持できるものです。それは、住宅自体の価値を保てることにもつながります。
基本的には長く住むことを目的にメンテナンスを実施するケースが多いと思います。ですが、住宅の状態が維持できていれば寿命を延ばせるだけでなく、価値の低下を抑えることもできます。
将来的に住宅を売りに出すことを検討している方は、入念に住宅のケアをおこなうようにしましょう。
まとめ
メンテナンスをきちんとおこなえば、長期的に住めることはもちろん、価値の低下をなるべく抑えることもできます。理想の住宅を少しでも長持ちさせるためにも、しっかりとメンテナンスに取り組んでいきましょう。