1日の疲れを癒せるお風呂。家には必ず用意しておきたい空間です。ところが、マイホームの計画を立てていくなかでお風呂づくりは後回しにされがちな部分。そのため、マイホームが完成したあと、後悔につながりやすいポイントとして知られています。そこで今回はお風呂づくりで後悔しないための方法をご紹介します。
お風呂づくりで後悔しがちなポイント
お風呂を完成させたあと、どこに後悔してしまいやすいのか。まずは、そのポイントを確認していきましょう。
・スペース
マイホームの間取りを決めていくときは、つい居住空間ばかりに目が向いてしまいがち。たしかに居住空間を軸に間取りを考えていくことは大切です。しかし、そこだけを重視するとお風呂を設けられるスペースが限られてしまいます。その結果、お風呂のスペースが狭くて窮屈…ということに。快適に過ごせる空間にするためにも、間取りを決めるときはお風呂のスペースのことも考えておきましょう。
・掃除
居心地の良い空間を保つためには、掃除をおこなう必要があります。特にお風呂は湿気がこもりやすく、カビなどが発生しやすいところ。掃除を怠ると、すぐに汚れが目立つようになります。そのため、掃除がしにくいお風呂だと、なおのこと汚れが溜まっていきます。完成後、この掃除のしにくさに後悔する方もたくさんいます。事前に掃除のしやすさを考慮してお風呂を設計していくことが重要です。
・不要なオプション
お風呂にはオプションをつけることができます。小型のテレビなどがよい例として挙げられます。一見、便利そうに見えるこれらのオプションですが、完成後、使用頻度があまりにも低く、不要に感じてしまう方も少なくありません。オプションのなかには後付けで設置できるものもあります。魅力的に見えるオプションがあったとしても、本当に必要かどうか考えるようにしましょう。
お風呂づくりで後悔しないためには?
では、お風呂づくりで後悔しないためにはどうすればよいのでしょうか。
・必要な広さを考える
前述したようにお風呂はスペースが狭いと快適な空間になりません。一方で広すぎるのもスペースを無駄に使うことになるため、オススメではありません。お風呂の広さを考えるときは、家の大きさや家族構成などを参考に決めていくとよいでしょう。
たとえば、子どもが1人であれば、まず大人1人と子ども1人が一緒に入っても余裕があるくらいの広さにすればよいです。それくらいの広さを用意しておけば、子どもが成人したあとでも大人1人が余裕で入ることができます。
・必ず窓を設置する
湿気がこもりやすいお風呂では、換気のための設備を用意しておくことも大切になります。その役割を担ってくれるのが窓です。「換気扇があればよいのでは?」と思う方も多いかもしれません。
ですが、換気扇だけでは湿気を取り除ききれない可能性があります。窓を設置すれば湿気の排出を促せますし、採光を確保することもできます。その結果、明るく快適な空間をつくりやすくなります。
ほかにも、「水のある状態で設備などの状態を確認させてもらう」「オプションをつけないでシンプルなつくりにする」「お風呂場と脱衣所の段差を少なくする」などの工夫がお風呂づくりで後悔しないことにつながります。
まとめ
今回は、お風呂づくりで後悔しないための方法をご紹介してきました。マイホームをつくる際、二の次になりがちなお風呂ですが、どのような空間にしていくのか、居住空間と同様きちんと考えておく必要があります。それが、よりよいマイホームをつくれることにつながります。快適な暮らしを送っていくためにも、お風呂づくりを後回しにしないように注意しましょう。