自分の資産となる夢のマイホーム。今買うべきなのか、それとも少し待ったほうが良いのか。迷っている方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、マイホーム購入のタイミングを3つの側面から考えてみます。今、マイホームの購入を検討している方はもちろん、ゆくゆくマイホームを買いたいと思っている方もぜひ参考にしてみてください。

マイホームはいつ購入すべき？

マイホームは今買うべきか。もう少し待ってから買うべきか。迷っている方は以下3つのポイントを参考にマイホーム購入のタイミングを決めてみましょう。

・貯金額

貯金はなるべく多いほうが良い…。マイホーム購入を検討している方のなかには、このような考えを持っている方が多い傾向にあります。たしかに貯金が多いと頭金に回せる金額が増えます。それにより、総支出額を抑えられ、マイホーム購入後の毎月の返済額を減らしたりすることができます。

ただ、頭金を用意するために長期間にわたって賃貸物件に住んでいれば、当然その期間中は家賃などの支出が発生しているということになります。仮に家賃9万円の賃貸物件のところに2年間住んでいた場合、家賃だけでも216万円の支出です。また、お金を貯めるにしても、結局いくら貯金すればマイホーム購入の判断がつくのか難しいところでもあります。

その一方で、勤めている会社によっては家賃補助が出るため、支出がそれほど多くならないということもあります。トータルコストはその人がいる環境などによって異なります。

そのため、一概に「マイホームは貯金をしてから購入したほうが良い」とは言えません。また、「マイホームはすぐに買ったほうが良い」とも言えません。貯金額をマイホーム購入の基準にするなら一度、シミュレーションをしてみることをオススメします。

・消費税

マイホームの買い時を消費税から考えてみることもオススメです。当然のことですが、消費税は高ければ高いほどマイホームを購入したときに納める税が多くなります。たとえば、物件の価格が2000万円だった場合、消費税が8％であれば160万円支払う必要があります。ですが、消費税が10％だった場合、支払う金額は200万円になります。

消費税は政府の方針によって変わります。このさき増税の可能性があれば、その前にマイホームを購入したほうがお得になります。一方、このさき減税の可能性があればそのあとに購入したほうが結果的にお得になるかもしれません。マイホームを購入する際は、このように消費税から考えてみても良いでしょう。

・住宅ローンの金利

マイホームを購入する際、住宅ローンを利用する方もいるはずです。その金利からマイホーム購入のタイミングを考えても良いでしょう。金利は借入金額に対する利息の割合。低いほうが最終的に返済額を減らせることにつながります。

そのため、金利水準が低いときにマイホームを購入すれば結果、お得に購入できる可能性が高くなります。住宅ローンの金利水準を確認のうえ、マイホーム購入を考えてみても良いかもしれません。

ただ、金利のなかには返済期間中に見直されるタイプもあります。これを変動金利と言います。ざっくり言うと景気などの影響に左右されるタイプです。一方、景気などに左右されず、返済期間中も金利が変わらないタイプを固定金利と呼びます。

この2つにはそれぞれメリット・デメリットがあります。どのような違いがあるのかよく確認のうえ、自分にピッタリなほうを選んでみましょう。

まとめ

今回はマイホームの買い時についてご紹介してきました。家の購入は一生のなかでも大きな買い物の1つです。購入後「失敗した…」と後悔してしまわないように、マイホームの購入を検討している方はここでお話ししてきたことを参考のうえ、買い時の目安を立ててみてはいかがでしょうか。