注文住宅を建てる際、住宅ローンで一部借入することを検討している方は多いのではないでしょうか。しかし、住宅ローンには審査があり、それに通過しなければ借入を行なうことができません。今回は、住宅ローンの審査に通過しない人の特徴をご紹介します。住宅ローンに申し込む前にしっかり確認しておきましょう。
住宅ローンの審査基準
住宅ローンの審査の基準は、金融機関や保証会社によって異なります。ただ、主にチェックされる項目としては以下があります。
・完済時、借入時の年齢
ほとんどの金融機関では、完済時の年齢が80歳前後と定められていることが多いです。また、返済期間が定年退職時の年齢を超えるときは、退職後も返済できるかチェックされます。
・健康状態
多くの金融機関が団体信用生命保険に加入することを融資の条件としています。その保険に加入するために健康状態を確認されます。
・担保評価
金融機関は、万が一返済者が返済できなくなったときために、担保として土地や建物に抵当権を付けます。住宅ローンの審査では、この部分も見られます。
・年収
融資した額をきちんと返済していけるか、ということを金融機関は年収から判断します。基本的に住宅ローンは、年収に応じて借入できる限度が変わります。
・連帯保証
借入希望者が、金融機関が提携している保証会社の保証を受けられるかチェックします。
・勤続年数
金融機関は、安定しながら返済できるかどうかを判断するために、会社の勤続年数を確認します。具体的な年数は金融機関によって異なりますが、多くは2年以上としていることが多いです。ただ、なかには3ヶ月でOKのところや、転職直後でもOKとしているところもあります。
住宅ローンの審査に通らない人の特徴
住宅ローンの審査は誰もが通るわけではありません。上述の通り、金融機関はいくつもの基準によって融資するかどうかを判断します。よって、基準を満たしていないと判断されれば、審査に通らないこともありえます。
また、以下のような方は住宅ローンの審査に通ることが難しくなります。
・これまでに金融事故を起こしたことがある(自己破産の場合、10年は借りられない)
・消費者金融から借入したお金の返済を何度も遅延させたことがある
・いくつもの消費者金融から借入し、多くの負債を抱えている
・会社の経営状態が危ない(勤めている会社や自営業も含む)
・「納税の義務」を怠っている
特に「納税の義務」を怠っている方。つまり、税を納めていない方は要注意。うっかりでも、税金の滞納をしている場合は、まず住宅ローンの審査に通りません。住宅ローンの申し込みを考えている方は、これらのことに気をつけましょう。
住宅ローンの審査に通るためにやっておくべきこと
何事もなく住宅ローンの審査に通り、注文住宅を建てていくためにも、以下のことは事前に済ませておくことをオススメします。
・消費者金融から借入している場合はすぐに完済する
いくら注文住宅を建てるための貯蓄が溜まっていても、消費者金融から借金をしていると、住宅ローンの審査に通りません。今、消費者金融から借金している場合はきちんと整理しておきましょう。
・クレジットカードの整理
住宅ローンの審査では、それぞれのカードの限度額を合算して負債とみなされます。今現在、使っていないクレジットカードや消費者金融のカードがあれば、退会・解約手続きをして枚数を減らしておきましょう。
まとめ
今回は、住宅ローンの審査基準、審査に通らない人の特徴、住宅ローンの審査に通るためにやっておくべきことについてご紹介してきました。新しく注文住宅を建てようと、住宅ローンの借入を検討している方は、ぜひこの記事でご紹介してきたことを参考にして、何事もなく新しいマイホームづくりに取り組んでいきましょう。