ご夫婦は、窓から田んぼの眺めを楽しみたいと、開発された住宅地ではなく見晴らしのいい田園エリアに土地を購入したそう。薪ストーブで暖をとり、庭では家庭菜園をするなどナチュラルな暮らしを田に死んでいます。
間取りは平屋で、玄関を兼ねたタイル敷きの土間リビングとアイランドキッチンを中心に暮らしが展開します。土間リビングには梁が架け渡された高い吹き抜け、畳スペースの上にはロフトもあり、平屋といっても立体的な空間です。「スペースがもったいないから玄関は不要」「海外のバスルームのようにオープンな浴室がほしい」「個室に収納はいらない」など、建築家に伝えた要望は固定観念に縛られないものばかり。
屋根付きのガレージに車を停め、雨の日も濡れずに玄関まで行ける動線にも便利さを感じています。冬は薪ストーブを焚きながら土間に置いた椅子に腰掛け、本を読んだりお酒を飲んだりしてくつろぐのがご主人の楽しみだそう。
合理性と意匠性が
兼ね備わるオリジナルな家
ロフトから土間リビングを見下ろす。
帰宅した時や畑仕事の後にすぐ手を洗えるように、
土間の片隅に手洗いコーナーをつくった。
リビングを玄関土間と融合させ
小上がりの畳スペースをつくるなど、平家でも変化に富んだ空間に。
廊下、クロゼット、ユーティリティ、洗面脱衣室が
混ざり合う多機能スペース
扉なしのバスルームは
洗面所の同じタイル張りで、
置きバスルームが外国のバスルームのようにおしゃれ