理想の注文住宅をつくる際、間取りや設備、内装など室内にこだわる方は多いのではないでしょうか。しかし、そこで忘れてはいけないのが「外観」です。外観は家の第一印象を決める部分。おしゃれなデザインにすることで、さらに家の完成度を高めることができます。今回は、そんな外観の決め方のポイントについてご紹介していきます。
注文住宅の外観を決めるポイント
外観を決めるときに確認したいポイントは、大きく分けて3つあります。1つ目が「家の形」、2つ目が「窓の位置」、そして3つ目が「外壁の色」です。この3つのポイントを希望通りかつ、うまく決められれば、家の完成度を高めることができます。
それぞれの決め方をチェックしていきましょう。
・家の形の決め方
家の形は外観の印象を大きく左右する部分です。イメージ通りの家にできるように形状はよく考えてから選ぶようにしましょう。たとえば、シンプルな形にした場合、見る人にスタイリッシュな印象を与えます。また、複雑な形状にした場合、豪華で華やかな印象を与えられます。思い描く家に近しい形にしましょう。
・窓の位置の決め方
窓は、外観はもちろん、採光でも重要なポイントになります。窓の数が少なければ、うまく光を取り入れられず、室内が暗くなります。一方、窓が多すぎると意味のないところに設置してしまうリスクが高くなり、場合によっては外観を損なわせる可能性が出てきます。また、窓の位置は間取りとも大きく関係してきます。窓の数は、室内のデザインのことも考慮したうえ、決めるようにしましょう。
・外壁の色の決め方
外壁の色は家の形とともに、外観の印象を大きく左右するポイントです。色にはそれぞれ特徴があるので、希望する雰囲気とあわせて最適な種類を選びましょう。たとえば、白系の色であれば、見た目は明るい印象になります。ベージュ系の色であれば落ちついた印象に、黒系であればシックで高級感のある印象となるでしょう。
ただ、注意したいのが、周辺にある建物のことも考慮して色を決めることです。近くが工場地帯などで外壁に汚れが付着しやすいところだと、白系の明るい色にすることで雨水によってシミが目立つ可能性があります。
また、彩度の高い色はあまり外壁に向いていません。ほかにも、人によってはいくつかの色を使い分けて外壁をデザインしたいケースもあるかもしれませんが、そのときは家の形なども考慮のうえ決めるようにしましょう。
外観を決める際の注意点
・間取りに気を取られ過ぎない
注文住宅を建てるとき、つい間取りばかりに目が行きがちです。しかし、外観のことも考えるなら、間取りに気を取られ過ぎないようにしましょう。希望の間取りにした結果、家を建てたあとに外観の見た目があまり良くなく、後悔につながるかもしれません。間取りと外観はセットで考えていくことをオススメします。
・理想に近い外観の写真を撮っておく
理想の外観のイメージを持っていても、それを設計者に伝えられなければ、思うようなデザインにすることは難しいでしょう。かといって、イメージを言葉でうまく説明するのも無理があります。あらかじめ理想に近い外観の写真を撮っておけば、設計者に正確にイメージを伝えられます。写真でなくても、雑誌やネットなどに掲載されている住宅の外観を使って伝えても良いでしょう。
外観を決める際はぜひ上記のポイントに気をつけながら、理想の注文住宅を建てていきましょう。
まとめ
画一的な外観をした建売住宅とは違い、世の中で唯一の外観にできるのが注文住宅の魅力です。イメージ通りの見た目にするためにも、今回の記事でご紹介してきたことはしっかりと頭のなかに入れておくようにしましょう。