費用を抑えながらも満足できる住まいを購入したい・・・。そう考えている人たちにローコスト住宅は人気があります。ですが、入居したあとに後悔してしまうケースも少なからずあるようです。今回は、ローコスト住宅で後悔しやすいポイントと、その対策方法をお届けします。
ローコスト住宅で後悔しやすいポイント
とにかく費用を抑えて住まいを手に入れられるところが魅力のローコスト住宅ですが、実際に暮らしを始めたあとに、以下のような後悔をしてしまう方もいるようです。
・思ったより住宅の性能が低い
・メンテナンスの費用がかさむ
・理想の住まいをつくれない
それぞれの詳細をチェックしていきましょう。
・思ったより住宅の性能が低い・・・
ローコスト住宅はグレードが低い材料や設備を使うことで、価格を抑えることに成功しています。これにより、通常の住宅と比べて性能が低くなることが多いです。当然、一定の性能は満たしていますが、たとえば、外気の影響を受けやすいなど、日々の暮らしのなかで住宅の性能面で物足りなさを感じ、後悔してしまうことがあるようです。
・メンテナンスの費用がかさむ・・・
ローコスト住宅では安価な建材や設備が使われるぶん、建物自体の劣化が早くなることがあります。定期的にメンテナンスをしなければ、寿命が短くなり、場合によっては設備の交換頻度が高くなることもあります。このようなランニングコストがかかることで、後悔してしまうケースもよく見られます。
・オプションをプラスしたら意外と高くなった・・・
規格化されたローコスト住宅では、基本的にオリジナル要素を加えることができません。ですが、オプションをプラスしたり、設備のグレードを上げたりすることはできます。このオプションの費用が高くなり、結果的に通常の住宅を建てるのと同じくらいの費用になってしまった・・・という部分も後悔ポイントとしてよく挙げられます。
ローコスト住宅で後悔しないために
後悔のない充実した暮らしを送っていくためにも、ローコスト住宅を建てたいと思ったときは、以下のことを意識しましょう。
・妥協しない部分と妥協してもいい部分を決めておく
ローコスト住宅の性能を左右するのは使われる建材や設備です。もし、性能面を強化したい場合はある程度、グレードの高い建材や設備を取り入れましょう。当然、価格は高くなりますが、住んだあとに性能面で後悔してしまう可能性があるなら、妥協せずにお金をかけたほうがいいです。場合によっては、断熱材だけ、外壁だけ、とポイントを絞って性能を強化することもできます。
一方で、あまり気にならない部分については妥協することを検討しましょう。そうすることで、コストが膨らむリスクを抑えることができるためです。ローコスト住宅を建てるときは、このように妥協しない部分と妥協してもいい部分を決めておくことが大切になります。それが、のちのち後悔するリスクを抑えられることにつながります。
・アフターメンテナンスの保証内容をチェックする
アフターメンテナンスは住宅の寿命を伸ばすうえで欠かせません。そのメンテナンスの保証内容はしっかりと確認することが重要です。ローコスト住宅の建材や設備は、通常の注文住宅のそれより、劣化が早くなる場合があります。保証内容が不足していると、メンテナンスの都度、費用がかかってしまいます。期間はいつまでなのか、内容はどうなっているのかという部分は、よく目を通しておきましょう。
まとめ
暮らしを送っていくなかで後悔してしまうポイントは出てくるものです。しかし、そのなかには事前に対策できるものもあります。ローコスト住宅を建てようとしている方は、今回ご紹介してきたことを参考にしながら、ご自身が満足できる住宅づくりに取り組んでみてください。