広くてスペースを自由に使える広い家。一戸建て住宅を建てようとしている方のなかには、そんな広い家に住みたいと思っている方も多いのではないでしょうか。たしかに、広い家には狭い家にはないさまざまなメリットがあります。ですが、その一方でデメリットとなるところも…。そこで今回は、広い家のメリットとデメリットをご紹介します。
広い家のメリット
以下、広い家のメリットを4つご紹介します。
・プライバシーを確保できる
家が広ければ家族が多くてもそれぞれの個室を用意することができます。家が狭ければ個室を用意できないどころか、1つの空間をさまざまな用途で使わなければならない可能性が出てきます。たとえば、「食事から仕事、着替え、子どもの勉強までリビングでおこなう」といったことに…。いくら家族といっても、ある程度のプライバシーは必要でしょう。広い家ならそれを実現することができます。
・好きな家具を自由に置ける
スペースに余裕がないと、好きな家具を自由に置くことが難しくなります。たとえば、気に入った家具のサイズが大きすぎると場合によっては家に置くことができません。ですが、スペースに余裕が生まれやすい広い家なら、基本的にどんなサイズの家具でも自由に置けます。
・開放感のある空間をつくりやすい
狭い家では間取りなどに工夫を加えないと開放感のある空間をつくれません。ところが、広い家ならスペースに余裕があるため、間取りを工夫しなくても開放感のある空間をつくることができます。その結果、快適な暮らしも送りやすくなります。
・友人を気軽に自宅に招待できる
広い家には居住空間だけでなく、応接のための空間もつくれます。そのような空間を用意すれば、多くの友人を自宅に招待できます。複数の家族を招きパーティーを開くことも可能です。
広い家のデメリット
続いて広い家のおもなデメリットを4つ見ていきましょう。
・余裕のあるスペースは将来的には不要になるケースがある
広い家の最大の特徴ともいえる余裕のあるスペースは将来的に不要になるケースがあります。たとえば、若い頃は子どもがいることもあり、それぞれの個室を設けるなどスペースを有効活用できます。ですが、子どもが大人になり、家を出ることになった場合、それらのスペースがいらなくなり不要になってしまうことがあります。
・維持管理の費用がかかる
これは当たり前のことですが、家は広ければ広いほど維持管理にかかるコストが大きくなります。たとえば、メンテナンスでもチェックする壁や屋根などの面積が広いために、通常の一戸建て住宅に比べて費用がかかります。ここは、広い家ならではのデメリットといえるでしょう。
・掃除などの家事が手間になる
広い家では一つひとつの空間が離れていることがあります。そうすると、家事をスムーズにおこなうことが難しくなります。ただ、この問題は家事動線を考慮して間取りを設計すれば解消できます。また、単純にスペースが広いことで掃除が大変になることもデメリットとして挙げられます。自動で掃除をおこなってくれるロボットなどを使用し、掃除の負担を抑えることをおすすめします。
・耐震性が弱くなる可能性がある
広い家では大きな部屋がいくつもつくられることになります。また、家の重量も増えます。それにより、耐震性が弱くなることがあります。広い家を建てるときは耐震性の強化に取り組みましょう。そうすれば、地震などの災害に強い家をつくることができます。
まとめ
今回は、広い家のメリットとデメリットをご紹介してきました。お話ししてきたように広い家にはメリットだけでなくデメリットもあります。この2つの面を踏まえたうえで広い家を建てるべきかどうか検討してみてください。